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展示・コレクション


戦艦ミズーリは第二次世界大戦が正式に終結した歴史的なアメリカの戦艦です。わたしたちは、戦艦ミズーリが歩んできた歴史を世界中の多くの人々へ、また、後世へと語り継いでいきます。

館内には展示室が設置されています。また、現在公開されている多くの部分は、戦艦ミズーリが近代化された以降の当時の艦内設備や生活の様子をほぼ忠実に再現しています。

企画展(地下一階/セカンドデッキ)

上院議員ダニエル・K・イノウエ: 戦艦ミズーリに対するハワイの強力なサポーター
この企画展では、ダニエル・K・イノウエ・インスティチュート提供の展示品、戦艦ミズーリ保存協会の保管書類、ミズーリ前会長Roy Yee氏の個人のコレクションなど様々な興味深い写真や展示品を公開しています。1996年8月21日に、ミズーリがハワイに係留される事が決定した事をイノウエ上院議員が当協会宛に残したボイスメールなど、今まで一般公開される事のなったものが多く展示されています。彼の尽力によって、第二次世界大戦の始まりと終わりのブックエンドであるパールハーバーのストーリーが確立されました。

映画やドラマの舞台になったミズーリ
こちらの企画展では、米人気ドラマシリーズの「ハワイ5-O」や、日本で今年公開予定となっている映画「ゴジラVSキングコング」、「バトルシップ」(2012)、「沈黙の戦艦」(1992)、「マッカーサー」(1977)など、過去に戦艦ミズーリで撮影が行われた映画やドラマなどの作品に関する展示が楽しめます。

常設展示

Kamikaze展
場所:セカンドデッキ
1945年(昭和20年)4月11日、沖縄海域にて上空約30メートルから一機の神風特攻隊のゼロ戦が戦艦ミズーリに向けて突入、右舷艦尾付近に衝突しました。火災の後、乗員たちがデッキの上で発見したのは、この特攻隊員のご遺体でした。翌日、当時の艦長、ウィリアム・キャラハンの命令により、特攻隊員の水葬が戦艦ミズーリの甲板上で行われました。その水葬が行われた甲板の一つ下の階では鹿児島県南九州市の知覧特攻平和会館のご協力のもとに、特攻隊員の遺品や家族や愛する人へ宛てた手紙など、日本国外ではあまり見る事の出来ない展示品の数々をKamikaze展で公開しています。また、特攻隊にまつわる戦艦ミズーリ保存協会のコレクションとミズーリで行われた水葬に関する資料なども展示しています。


クルーズ・ルーム展示室 
場所:セカンドデッキ
第二次世界大戦から湾岸戦争までに従事した乗組員たちの記念の品々を展示しています。第二次世界大戦終結時に東京湾で収拾された石や、戦艦ミズーリが訪れた場所の刺繍が施された1980年代のジャケットなど、これらの展示品は詳細な説明なしでも彼らにとってどれだけ大切な物であったのかを見て感じていただくことが出来ると思います。


上等兵曹展示室
場所:セカンドデッキ
海軍上等兵曹に敬意を表し、上等兵曹居住区に制服や武器や名誉勲章などを展示しています。


朝鮮戦争の展示
場所:セカンドデッキ
“忘れられた戦争”とかつて呼ばれた朝鮮戦争に関する展示をしています。


上級士官食堂の展示
場所:メインデッキ
戦艦アリゾナの断片の一部や、戦艦ミズーリのオリジナル銀食器一式、2010年に就役した4代目ミズーリのヴァージニア級の潜水艦(SSN 780)の模型などを展示しています。



記録・コレクション

過去十数年間、戦艦ミズーリ保存協会に、第二次世界大戦、朝鮮戦争、湾岸戦争に従事した戦艦ミズーリの元乗組員の方々がご協力くださいました。乗組員としてだけでなく個人としての経験を見聞きすることで、その当時の様子をより深く知ることができました。“かけがえのない歴史的遺産”です。また、そのご家族などからもその当時の情報や思い出の品々をご提供いただいました。それらを大事に保存し、戦艦ミズーリの歴史を探求し続け、展示という形でみなさまにご覧いただくようにすることが私どもの目標です。

調査・考証は戦艦ミズーリの保存・維持に欠かせない大きな要素です。また、みなさまの協力があるからこそ、戦艦ミズーリを“生きた歴史的戦艦”として保存・維持ができるのだと私たちは考えます。

記録・コレクションに関するお問い合わせ

戦艦ミズーリに関する情報や歴史的遺物などご提供いただける場合はこちらまでご連絡ください。

Email: curator@ussmissouri.org
Phone: (808) 455-1600 ext. 229 
Mailing address: 
Collections & Archives
Battleship Missouri Memorial
63 Cowpens Street
Honolulu, Hawaii 96818

日本語での問い合わせはこちらまで。
Hitomi Foronda
HitomiF@ussmissouri.org
(808) 455-1600 内線 248番