map
  • 海兵隊の副砲

    この5インチ副砲は、戦艦ミズーリに配属された海兵隊部隊が持ち場として操作を任されていました。海兵隊は戦艦内の警備やセレモニーを行うことが通常の任務ですが、必要な場合には戦地などで最初に上陸を行う任務も果たしていました。海兵隊員と海軍兵は同じ目的のために行動することも多くありましたが、互いに競争しあうなどあまり仲がよかったとはいえません。

    MOひとこと
    戦艦ミズーリには、海軍に加えて海兵隊も常に配属されていました。ミズーリの平均の海兵隊員数は65人でした。

    MOひとこと
    メイン デッキから1階下のセカンド デッキの順路の途中で、海兵隊が使用していた寝台の展示をご覧いただくことができます。

    Facebooktwitterpinterestlinkedin
  • 戦闘指揮所(CEC)

    1984年から1986年にかけて近代化が行われた際に、戦艦ミズーリには戦闘指揮所(CEC)が新たに作られました。それ以前の1940年代から1950年代にかけては、この場所は艦隊司令長官の部屋として使われていました。第二次世界大戦の末期にミズーリが第3艦隊の旗艦であった際は、この部屋をハルゼー大将が使っています。

    戦艦ミズーリが近代化された際、あわせてこの部屋も近代的な兵器を制御するための場所となりました。トマホーク、ハープーンの両ミサイルや、CIWS(シーウス、近接防御火器システム)、対空および海上レーダーの制御装置などが設置されています。

    この部屋の中央でひときわ目をひく青い椅子は、タクティカル アクション オフィサー(TAO、戦術行動士官)のものです。TAOは、船の戦闘全般を指揮する役目を果たしていました。TAOの椅子の正面の透明なボードには、ミズーリの周囲の船舶の情報が書き込まれ動きの追跡が行われていました。対空レーダー装置の両側のボードでは、航空機の動きを追跡していました。

    MOひとこと
    TAOの正面のボードには裏側に人員が配置され、訓練を受けて裏側から左右逆向きの文字を書き込んでいました。

    MOひとこと
    戦艦ミズーリには、主に近代兵器を操作していたCECのほかに、メインデッキから3階下のフォース デッキにCIC(コンバット インフォメーション センター)と呼ばれるところもありました。その名の通り、ここは主砲や副砲での攻撃など戦闘(コンバット)に関わるさまざまな情報(インフォメーション)が集められる場所でした。

    Facebooktwitterpinterestlinkedin